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日中危機はなぜ起こるのか―アメリカが恐れるシナリオ

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760140381
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0031

内容説明

安全保障レジームの創設を急がなければ、衝突は繰り返されるだろう。未来の影、国内政治、安全保障のジレンマ…。尖閣はじめ東シナ海をめぐる構図を解明!ブルッキングス研究所の衝撃レポート。

目次

一九三〇年代の日中の軍事衝突
中国と日本―二国間関係の経緯
日中関係の「沈滞」を解明する
海軍、空軍、海上保安機関、サイバー戦士
日中の近接地点における摩擦
日中の軍事制度の特徴
中国の意思決定
日本の意思決定
中国政治における対日関係
日本政治における対中関係
緊迫情勢下の日中両国の政治制度
アメリカへの影響
何をなすべきか

著者等紹介

ブッシュ,リチャード・C.[ブッシュ,リチャードC.][Bush,Richard C.]
ブルッキングス研究所の外交政策上級研究員、マイケル・H・アマコスト寄付講座研究員、北東アジア政策研究センター所長。ローレンス大学卒業、1978年コロンビア大学政治学博士。連邦下院外交委員会スタッフ、国家情報官(東アジア担当)、アメリカ在台湾協会(アメリカ政府が台湾との実務関係を結んでいる機関)の理事長を歴任

森山尚美[モリヤマナオミ]
静岡県生まれ。1969年東京外国語大学英米語学科卒業。日本NCR、ウォルト・ディズニー・プロダクションズなどの勤務をへてフリー翻訳者に。日本論・昭和史関係の記事や論文の翻訳を多く手がける

西恭之[ニシタカユキ]
特定非営利活動法人・国際変動研究所主任研究員。兵庫県生まれ。スタンフォード大学政治学科卒業、コロンビア大学政治学修士、衆議院議員秘書をへて2009年シカゴ大学政治学博士。専門はアメリカの国家戦略、軍事作戦思想、日米同盟(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

1
領土問題が日本社会を揺るがしている。本質は何か。サイバーテロも非常な脅威となっている(73ページ)。問題山積の領域であるが、尖閣諸島/魚釣島は日本と中国と台湾の国益の衝突の場となってしまっている。共有の発想はない。国連海洋法条約(81ページ)の規定も知っておく必要がありそうだ。これは人間の居住実態の有無が問われるものという。評者からすれば、鳩山元首相が言っていたような、あるいは、森嶋通夫先生の東アジア共同体の試金石はこの問題になりはしないかと思う。無責任で権力が市民のいのちを守ってくれるか。想定外なのか。2012/10/27

キミ兄

0
日中双方の政府でのプラクティスレベルまで精査して有事の際のシナリオを示した貴重な内容。かつ米国なので客観的。日本政府の危機管理も正確に予測。☆☆☆☆☆。2012/04/17

ワッキー提督

0
2010年上半期ごろの日中間の危機リスクを、日中米の関連する諸分野の実情を示しながら述べた一冊。アメリカ側の研究者がどのように考えているかを知るうえで大変参考になった。分量が多く一読しただけでは足らないため、膨大な参考文献とともに再読したい。大学図書館にて。2013/12/08

ミッキー

0
この本を読み、日中関係が二国間の関心でなく東アジア全域について課題であることが認識出来た。米国という第三者ではあるが大いに影響を受ける国の視点で書かれており勉強になった。やはり、両国に必要なのは、歴史、国際情勢についての知識の理解を幅広く共有して、簡単な解決はないのだという前提のもと前進するしかないのではと考えました。2012/11/25

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